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河川の原水が「甘露」になった 東京の水道水のクオリティを高める技術と使命感

Yang Liu by Yang Liu
08/07/2025
in BioTech, Clean Tech, Disaster Tech, Diversity, Earth, Life Sciences, Social Impact, Society
0
Home Life Sciences BioTech
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JStories ー 人口約1425万人を抱える世界有数の巨大都市・東京は、水資源の大部分を荒川、利根川などの河川に依存しており、降雨に伴う洪水などの災害リスクも高いなど、水源としては決して恵まれているとは言えない。

しかし、東京の水道水は「市販されているペットボトルの水より美味しい」という声をよく耳にする。その通り、中国から留学して1年余り、東京で暮らす私は、蛇口から出てくる水道水のおいしさと安全性を日々、実感している。

オーストリアの首都ウィーンやスイスのチューリッヒなどの海外の大都市ではアルプスの雪解け水を利用することができる。一方、東京は水源のほとんどを河川の水に依存しているため、特に夏場には藻類の繁殖によって異臭や濁りが発生しやすく、かつては飲料水として「美味しくない」などの問題が起きていた。

しかし、東京都ではこうした水資源の供給・防災インフラを整備して、災害に強く、安定的で安価な水道インフラを実現させつつある。そして、「水源の弱点」を逆に生かした浄水技術を導入することで、水道水を「ペットボトルの水よりも美味しい水」に変貌させるという世界でもあまり例のないユニークなチャレンジを続けている。

 東村山浄水場の“美味しい水”を実際に体験       写真撮影:Liu Yang | JStories(以下同様)

“水が自ら美味しくなる”仕組みで湧き水のような清涼感

今年6月、私は東京西部にある狭山丘陵の麓に位置する東村山浄水場を訪れた。「どんな水でも美味しい水に変える技術」と言われる高度浄水処理を東京都内で初めて全面導入した浄水場のひとつで、河川の原水を甘露のような新鮮な水道水に純化させる技術と人々の努力を知ることができる。

上野さん(右)が“美味しい水”を生み出す技術の裏側を紹介 

高度浄水処理は、通常の浄水処理に「オゾン処理」と「生物活性炭吸着処理」を加え3段階で水を浄化する。取り除きにくい水中のごく微量のトリハロメタン(消毒の際に生成される物質で有毒性や発がん性が疑われている)の生成抑制やイヤなニオイや有機物をほぼ除去することができる。

その仕組みは、まずオゾンの強力な酸化作用によって、有機物や異臭の原因物質を分解する「オゾン処理」を行う。続いて分解された有機物を微生物が定着した活性炭の層が吸着する「生物活性炭吸着処理」を施す。化学薬品を追加しない自然とほぼ同様の浄化方法を用いている。

こうした手法は、従来の塩素処理や、活性炭に有機物を吸着させるだけの方式とは異なり、刺激臭を低減させる効果があるという。

活性炭粒のすき間には、定着した微生物群が存在し、これが水中のアンモニアや藻類の代謝物などの臭気成分を積極的に分解して「臭いを食べる」役割を担っている。

つまり、これは“水が自ら美味しくなる”仕組みともいえる。強力な消毒ではなく、微生物という「見えないチーム」によって、有機汚濁物(例えば川に流れ込む落ち葉や排水に含まれる生物由来の成分など)を分解し、山の湧き水のような清涼感を実現しているのである。

東村山浄水場では、これに加えて、最後の工程として、砂でろ過することにより、残存する微細物質を除去し、透明度と安全性をさらに高めている。

高度浄水処理ステップの図解    写真提供:東京都水道局

「東京都の水は美味しいです」と語るのは、東京都水道局サービス推進課長の上野直樹さん。「料理やお酒にも使われており、例えば都内で作られているお酒は水質が重要で、東京の水道水が選ばれています。多くの国では、水が『飲めるようにする』段階が中心で、水が『美味しくなる』段階まで進んでいる国は少なく、日本ならではのレベル」に達していると上野さんは話す。

また、独自に「TOKYO高度品質プログラム(東京都版水安全計画)」を策定、水源から蛇口に至るまで徹底した水質管理と信頼性の強化などに取り組んでいる。東京都水道局の上野さんはJStoriesの取材に対し、「世界でも希少である『蛇口から水を飲む』という日本ならではの文化を維持している」とコメントした。

安全性に加えて「飲んで気持ちのいい」味を安価に提供

オランダのコンサルティング会社が2016年に発表した世界主要都市の水資源環境ランキングでは25位にランクされるなど、東京の世界での評価は必ずしも高くはない。災害への脆弱さや貯水の少なさなどが理由になっているためだ。

しかし、飲料水としての水道水の質に関していえば、上記のランキングで上位を占める欧米の多くの都市でも、いまだに高濃度の塩素による殺菌に頼っており、水の安全性は保てても、特有の“カルキ臭”が残ることが多い。これに対して、東京は安全性に加えて「飲んで気持ちのいい水」を重視し、風味や口当たりにも配慮した高いクオリティを実現している。

東京都水道局の調査によれば、2018年にミネラルウォーターと東京の水道水の飲み比べ調査を実施した結果、「水道水の方が美味しい」「ミネラルウォーターと変わらない」と回答した人が6割を占めたという。

写真提供:Envato

また、漏水対策でも、東京は世界的に高い評価を受けている。1955年度(昭和30年度)には20%あった漏水率が、ダクタイル鋳鉄管への更新、給水管にステンレス管の導入、きめ細かな点検体制などの地道な取り組みにより、世界的に見ても最も低い水準まで低下させることに成功している。

「世界の主要都市、ロンドン・アイスランド・北京・ニューヨークなどと比較して、東京の漏水率はわずか3%です。つまり、水を無駄にしている量が3%しかないのです。」と上野さんは説明する。

メディア関係者一行が東村山浄水場を見学している様子 写真撮影: Yang Liu | JStories

また、東京の水道インフラは「安定性」においても特徴的だ。たとえば、複数の河川水を相互に切り替えられる「原水連絡管」システムが整備されており、万が一ある水源が汚染された場合でも、すぐに他の水源に切り替えが可能だ。また、大地震にも耐えられる特殊な耐震管が導入されている。

「日本は地震が多い国です。安全で美味しい水を届けるために、特殊な耐震管を使っています。世界的にも珍しい技術で、地震が起きても外れないように作られています」と上野さんは語る。

一方で、他の先進国と比較しても、東京の水道料金は安価だ。たとえば、直径13ミリの水道管を使用する一般家庭の場合、月額の基本料金は860円から、水1立方メートルあたりの料金は最低額22円からスタートする。1リットルあたりに換算すると0.022円で、市販のペットボトル水(約0.2円/ml=1リットルあたり約200円)よりも遥かに安い。

米・ニューヨーク市では、1立方メートルあたり約1〜2ドル(約150-300円:2025年7月現在の価格)という料金であり、OECD加盟国の平均も同程度で、家庭用水道料金は東京より遥かに高い傾向にある。

災害に強い「ポンプ不要」の送水システムなど、海外へ技術支援も

こうした「高品質・低価格」を可能にしている要因の一つとして、東京の運用効率とエネルギー構造の最適化が挙げられる。東京都水道局での再生可能エネルギーの利用割合は約12%、CO2削減量は5.8万トン。

東村山浄水場は、こうした安定供給を支える重要拠点のひとつ。海抜約80メートルという都内でも珍しい高台に位置し、一部の地域に、万が一の停電時でも、高低差を活かして浄水を電力でなく重力を利用して市街地に届けることができる「無動力送水」が可能な構造となっており、災害に強い都市づくりの根幹を担っている。

写真提供:Envato

東京都は、こうした技術やノウハウを持つ世界でも有数の都市として、同様な問題を抱える世界の都市に対し広く情報や技術を共有している。

1980年代からは、東京都水道局はJICA(国際協力機構)を通じて、水質管理や省エネ運転、運営管理など多岐にわたる内容について、これまでに世界60カ国以上、約1300人の水道関係者を受け入れてきた。

現在では、そうした技術支援の場はさらに広がっている。たとえばインド西部のアーメダバード市と漏水対策協定を締結。ルワンダの首都キガリには、現地の浄水場運営を支援する専門家を派遣している。さらにニューヨーク市とは、東京都の呼びかけにより2024年から交流を開始して、防災や省エネ、設備更新などの分野で意見交換を行っている。

見た目には何の変哲もない東京の水道水。しかしその一滴一滴には、資源制約、環境負荷、市民の期待という複雑な課題に対し、東京都が長年にわたって積み重ねてきた技術革新と運営努力が凝縮されている。それは山の湧水ではないが、都市が創り出した「信頼できる美味しさ」として、世界の都市にとって貴重なモデルケースとなっている。

記事:劉洋 (Liu Yang)

編集:北松克朗

トップ写真: Envato 提供

この記事に関するお問い合わせは、jstories@pacificbridge.jp にお寄せください。


本記事の英語版は、こちらからご覧になれます

Tags: InterviewJapantap waterTechnologyTokyoWaterwater infrastructurewater purification
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